キヤノンBCI-331+330/6MPの評判は?価格と対応機種を解説

プリンタインク

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キヤノンのBCI-331+330/6MPについて評判を調べると、顔料ブラックと染料5色を組み合わせた6色構成が、文字のくっきりした印刷と写真の美しい発色を両立させている点に支持が集まっています。PIXUS TS8530からTS8930まで幅広い機種に対応しており、写真印刷を重視する人からの評価が特に高い傾向です。一方で、独立カートリッジ方式のため1色でも切れると印刷が止まる点や、純正インクの価格の高さには不満の声もあります。この記事では、BCI-331+330/6MPの構成や対応機種、価格の評判、互換インクとの比較、購入時に押さえておきたいポイントを、公式情報や販売店の価格情報をもとに整理しました。

BCI-331+330/6MPは顔料と染料の使い分けで印刷品質の高さが評判の中心

BCI-331+330/6MPは、キヤノンのPIXUSシリーズ向けに販売されている純正インクの6色マルチパックです。型番の「6MP」は6色マルチパック(6 Multi Pack)の略で、BCI-330(PGBK)1本とBCI-331(BK/C/M/Y/GY)5本、合計6本のカートリッジがセットになっています。キヤノン公式オンラインショップでの商品コードは5334C001です。

この構成でまず目を引くのが、ブラックインクを2種類使い分けている点です。BCI-330(PGBK)は顔料インクで、紙の表面に定着しやすくにじみにくいため、文字やビジネス文書の印刷でくっきりとした黒を出せます。対してBCI-331のBK(染料インク)は紙に浸透しやすく発色や色の再現性に優れているため、写真やイラストの階調表現に向いています。さらにC、M、Yに加えてGY(グレー)が含まれており、モノクロ写真や肌色の自然な発色を助ける役割を担っています。文字用と写真用でインクの性質を切り替える構成が、この製品の評判の中心にあります。

ただしBCI-330とBCI-331は独立カートリッジ方式のため、どちらか一方が切れると、他の色にインクが残っていても印刷が停止します。色ごとに交換できる利点と引き換えに、この仕様を不便に感じる人もいるようです。

対応機種はTS8530からTS8930まで、写真印刷の所要時間はTS8630以降で約10秒に短縮

BCI-331+330/6MPが対応する主なプリンターは、PIXUS TS8530、TS8630、TS8730、TS8830で、TS8930とTS7630についても対応情報があります。いずれもキヤノンのハイアマチュア~ホビー向け機種で、写真印刷やCD/DVDレーベル印刷、無線LAN対応など家庭での高品質印刷用途に人気のシリーズです。

同じインクに対応する機種でも、性能や機能には差があります。TS8530とTS8630を比較すると、Lサイズ写真の印刷時間はTS8530の約16秒からTS8630では約10秒に短縮されました。TS8630では洋形封筒(角形10号、DL封筒)の印刷にも新たに対応しています。TS8730とTS8830の違いは、TS8830に「色消しコピー」機能が追加された点で、基本スペック自体はTS8730とほぼ同等です。

機能面では、TS8830が4.3インチのタッチパネル液晶を搭載し、仕事用や学習用、生活用といった利用シーンごとによく使う機能を登録できる「Switch UI」を備えています。TS8730には「Switch UI」に加えて、原稿を拡大しながら分割コピーできる機能があります。TS8630には「ネイルプリント」機能と、パソコンなしでデジタルカメラから直接印刷できる「PictBridge」機能が備わっています。TS8730ではiOSデバイスとのWi-Fi接続設定が簡略化され、スマートフォンに保存済みのWi-Fi情報を使ってパスワード入力なしで接続できるようになりました。同じBCI-331+330/6MPに対応する機種でも機能差があるため、インクのコストだけでなく自分の使い方に合った機能を持つ機種を選ぶことが、買い替え時のポイントになります。

目詰まりを防ぐには月1回の印刷が効果的

BCI-331+330/6MPに限らず、インクジェットプリンターのノズルは直径数十マイクロメートルという微細な構造をしているため、長期間印刷をしないとインクが乾燥・固着し、目詰まりを起こします。

目詰まりを防ぐ基本的な対処法として効果的なのが、月に1度程度、数枚の印刷を行う習慣です。定期的にプリンターを稼働させることで、ノズル内のインクが乾燥するのを防げます。いきなりクリーニング機能を使うのではなく、まずノズルチェックパターンのテスト印刷でインクのかすれや線切れを確認し、週1回程度のテスト印刷で状態を見ながら、本当に必要なときだけクリーニングを実行するほうが経済的です。クリーニング機能はインクを多く消費するため、頻繁に使うとカートリッジの減りが早まります。

1か月以上プリンターを使わない予定がある場合は、事前にテスト印刷をしておき、直射日光や高温多湿を避けた場所に保管すると、インクカートリッジとプリンター本体を長持ちさせやすくなります。印刷にかすれやスジ、色ムラが出た場合の原因は、インクの目詰まりやプリントヘッドの汚れがほとんどですが、新しいカートリッジに貼られた保護シールを剥がし忘れているケースも見落とされがちです。クリーニングを1回行っても改善しない場合は、1日ほど放置してから再度実行すると改善することがあります。それでも直らない場合はプリントヘッドが劣化している可能性があるため、自己判断で分解などをせず、キヤノンの公式サポート窓口へ相談したほうがいいでしょう。

キヤノン純正インクの中にはインク残量を画面上で確認できる機種もありますが、リサイクルインクや一部の互換インクは残量表示に対応していません。その場合はカートリッジを取り外して目視で残量を確認するか、印刷のかすれ具合で交換時期を判断する必要があり、この点も純正インクと互換インクを選ぶ際の判断材料になります。

標準容量とXL版はインク量が約1.5倍違うだけで色構成は同じ

BCI-330/BCI-331シリーズには、標準容量版と大容量版(XL)が用意されています。大容量版は標準容量版と比較して約1.5倍のインク容量を持ち、具体的な容量は次のとおりです。

インク容量(XL版)
BCI-330XL(PGBK・顔料ブラック)約25.7ml
BCI-331XL(BK・染料ブラック)約11.6ml
BCI-331XL(C・シアン)約11.6ml
BCI-331XL(M・マゼンタ)約11.6ml
BCI-331XL(Y・イエロー)約11.6ml
BCI-331XL(GY・グレー)約11.6ml

大容量版はカートリッジ交換の頻度を減らせるため、印刷量が多い人やインク切れによる作業中断を避けたい人に向いています。標準容量版は初期費用を抑えたい人や、印刷頻度がそれほど高くない人に適しています。XL版と標準容量版はインクの色構成自体は同じで、内容量だけが異なる点は購入前に押さえておきたいところです。

純正価格は8,140円前後、互換インクは6,930円前後

通販や家電量販店の販売価格を見ると、BCI-331+330/6MP(6色マルチパック)の純正品はキヤノン公式で8,140円前後(税込)、家電量販店のオンラインストアで7,400円前後という価格帯が目安になります。互換インクの場合はより安価な傾向があり、リサイクルインクカートリッジの6色パックで6,930円前後という価格例もあります。互換インクはメーカーや販売店によって価格差が大きく、数千円台前半で購入できる商品も存在します。

価格は販売店やタイミングによって変動するため、購入前に複数の通販サイトや店舗で比較したほうがいいでしょう。純正インクはキヤノンオンラインショップのほか、エディオンやヤマダ電機といった家電量販店、ナフコなどのホームセンター、アスクルやモノタロウといった通販サイト、価格.comなどの価格比較サイトで取り扱われています。

近年、キヤノンをはじめとしたプリンターメーカー各社では、インクカートリッジやトナーなど消耗品の価格改定が相次いでいます。背景には半導体や樹脂材といった原材料費の高騰、エネルギー価格の上昇、物流コストの増加があります。キヤノンマーケティングジャパンをはじめとするキヤノングループ各社は、オフィス向け複合機やインクジェットプリンター、消耗品・保守サービスの価格改定を発表しており、エネルギーコストの上昇が製造工程全体に影響を及ぼす状況が続いています。この流れはBCI-331+330/6MPのような家庭用インクにも波及する可能性があるため、価格の変動を定期的にチェックし、必要な際にまとめ買いをする工夫が有効です。通販サイトによってはポイント還元やセール時期で実質価格が変わることもあり、購入タイミングを見極める余地は十分にあります。

互換インクは価格の安さと引き換えに故障リスクがあり、国民生活センターも注意喚起

BCI-331+330/6MPには純正品のほかに、サードパーティメーカーが製造・販売する互換インクも数多く流通しています。純正インクは自社プリンターに最適化して開発されているため発色や耐退色性、印刷品質が高く、目詰まりなどのトラブルが起きにくい設計です。プリンター本体が保証期間内であれば、純正インク使用時の不具合は修理・交換サポートの対象になりやすいという安心感もあります。

互換インクの最大の魅力は価格の安さです。ただし粗悪な製品はインクの粒子が粗く、プリンターヘッドのノズルが詰まりやすくなることがあります。インク漏れやIC(チップ)の不良は、プリンター本体の回路にダメージを与えることもあります。プリンターが保証期間内であっても、互換インク使用による不具合は無償修理などのサポート対象外となる可能性がある点は見落とされがちです。もっとも、品質管理がしっかりした互換インクであれば純正品に近い品質を実現しているケースもあり、故障リスクは相対的に低いといえます。

国民生活センターも非純正の格安インクに関する消費者トラブルを解説しており、価格の安さだけで選ぶのではなく品質や信頼性を踏まえて製品を選ぶことを呼びかけています。互換インクを使うとプリンター画面に「純正品ではありません」という警告メッセージが表示されることがありますが、これは印刷を止めるものではなく注意喚起のための表示です。多くの場合「OK」や「はい」を選べばそのまま印刷を続けられます。キヤノンのプリンターには、インク残量が画面上で表示されなくても印刷を継続できる「残量検知無効機能」を備えた機種もあり、この機能で警告画面を通過すると残量表示が非表示になるだけで印刷自体は通常どおり行えます。警告が頻繁に出る、あるいは印刷品質に明らかな異常が見られる場合は、カートリッジの状態やプリンター本体への影響を確認したほうがいいでしょう。

コストを重視するか、印刷品質や安心感を重視するかで、純正インクと互換インクのどちらを選ぶべきかは変わります。大切な写真やビジネス文書を印刷する機会が多い人は、純正インクを選んだほうがトラブルのリスクを抑えられます。

写真印刷のコストは1枚10~20円、エコタンク方式より割高

BCI-331+330/6MPを使ってPIXUS TS86シリーズなどで写真を印刷する場合、L判サイズ1枚あたりのランニングコストはインク代と写真用紙代を合わせて約10~20円が目安です。印刷内容によってもコストは変わり、モノクロ印刷は1枚あたり約1~3円、カラー印刷は約8~12円が相場で、フチなしのフォト用紙にカラー写真をしっかり印刷する場合は15~30円程度かかることもあります。

近年人気が高まっている大容量インクタンク搭載型プリンター(エコタンク方式など)と比較すると、BCI-331+330/6MPのようなカートリッジ方式は1枚あたりのコストがやや高めになる傾向があります。大容量インクタンク型プリンターはインクコストが一般的なインクジェットプリンターの約4分の1程度に抑えられるケースもある一方、本体価格自体は3万~5万円前後と高めです。月にどれくらいの枚数を印刷するか、写真印刷とテキスト印刷のどちらが多いかによって、カートリッジ方式と大容量インクタンク方式のどちらが向いているかは変わってきます。PIXUS TS86シリーズのようなカートリッジ方式のプリンターは、印刷枚数がそれほど多くない家庭や、高画質な写真印刷を重視する人に向いています。

写真の仕上がりはGYインクと光沢紙の組み合わせが左右する

BCI-331+330/6MPに含まれるグレー(GY)インクの効果を引き出すには、用紙選びも重要です。光沢紙は黒がよく引き締まり色鮮やかにプリントできる特徴があり、家庭で写真を印刷する場合は画質が鮮明で発色の良い光沢紙がすすめられています。フォト光沢紙や印画紙、絹目調の印画紙は撮影した写真の色や階調表現の再現力が高く、写真本来の鮮やかさを表現したい場合に向いています。

一方マット紙は表面につや消し加工が施されており、光沢を抑えた落ち着いた仕上がりになります。撮影時の光の映り込みも抑えられるため、額装して飾る写真やしっとりとした雰囲気を出したい作品には、マット紙のほうが適している場合もあります。光沢紙はインクジェットプリンター専用に作られているものが多く、レーザープリンターでは使えないことがあるため、購入時はお使いのプリンターの方式に対応した用紙かどうかを確認しておいたほうがいいでしょう。

交換時は接点の拭き取りと保護シールの剥がし忘れの確認が欠かせない

BCI-331+330/6MPのカートリッジを交換する際は、キヤノンの公式サポートサイトで機種ごとの交換手順や動画マニュアルが公開されています。プリンターのカバーを開けてカートリッジホルダーを操作できる状態にし、交換したい色のカートリッジを取り外したら、新しいカートリッジはカチッという音がするまでしっかり押し込みます。押し込みが不十分だとインクが正しく認識されない原因になります。

交換前には操作パネルの「ⓘ」アイコンから「推定インクレベル」を選ぶと、各色のインク残量の目安を画面上で確認できるため、どの色が少なくなっているか事前に把握しやすくなります。交換作業中はカートリッジを激しく振ったり揺らしたりしないことが大切で、振動でインクが漏れ出すことがあります。新しいカートリッジを取り付けても認識されない場合は、カートリッジ底面の金色の接点部分を乾いた不織布などで軽く拭き取ると、接触不良が改善することがあります。交換したのにインクが認識されない、エラーが解消されないといった場合は、キヤノンの公式サポートページやお客様相談窓口で機種別のトラブルシューティング情報を確認できます。

使用済みカートリッジはCARS-Iで再資源化、対象は純正品のみ

キヤノンは1996年からインクカートリッジの回収・リサイクル活動に取り組んでおり、環境保全と資源の有効活用を目的に使用済みカートリッジの回収を継続的に実施しています。「CARS-I(Canon Automated Recycling System for Ink Cartridge)」と呼ばれる自動リサイクルシステムでカートリッジを再資源化し、そこで得られたプラスチック原料を新しいインクカートリッジの部品として再利用しています。

回収方法としては、プリンターメーカー各社が共同で実施している「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」があり、郵便局や自治体の施設に設置された回収箱に使用済みカートリッジを投函することで、誰でも簡単にリサイクルに協力できます。ただし回収対象はキヤノンブランドの純正カートリッジのみで、他社製カートリッジやリフィール(再生・改造)されたカートリッジは対象外です。使用済みの純正インクカートリッジを廃棄する際は、この仕組みを使うと環境負荷を減らせます。

購入前は型番と容量表記(標準/XL)の確認が欠かせない

BCI-331+330/6MPを購入する前に確認しておきたいポイントがいくつかあります。まずプリンターの型番を確認し、対応インクの型番と一致しているかをチェックします。取扱説明書やプリンター本体のラベル、キヤノン公式サイトの「対応インク検索」機能で確認できます。同じPIXUSシリーズでも機種によって対応するインク型番(BCI-330/331系、BCI-380/381系など)が異なるため、型番の取り違えには注意が必要です。

次に標準容量かXL(大容量)かの確認です。同じ「BCI-331/330」でも標準容量版と大容量版では型番表記が異なるため、パッケージや商品ページの表記をよく見る必要があります。6MPはマルチパック(6色セット)ですが、単品(1色のみ)の商品も別途販売されているため、ブラックなど頻繁に消費する色は単品でまとめ買いするという選択肢もあります。販売ページによっては「キヤノン互換」といった表記で非純正インクを販売していることもあるため、純正品を希望する場合は商品説明や販売元をよく確認したほうが安心です。

総合評価は写真重視なら純正、コスト重視なら互換という判断に集約される

BCI-331+330/6MPの評判を整理すると、顔料と染料を使い分けた6色構成による印刷品質の高さと、対応機種の機能差、価格や互換インクとのバランスが評価の軸になっています。写真印刷の発色や耐退色性を重視するなら純正インクを選んだほうがトラブルのリスクを抑えられますし、コストを優先するなら品質の確かな互換インクを選ぶという判断も成り立ちます。どちらを選ぶにしても、プリンターの型番、インクの容量(標準/XL)、マルチパックか単品かをしっかり確認してから購入すると失敗しにくくなります。使用済みのインクカートリッジは、キヤノンの回収・リサイクルの仕組みを使えば環境に配慮した処分もできます。

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